テンカラのテクニック
ロングラインの名手
榊原正巳の代名詞ともいえるのが、ロングライン。
フライラインとは比べ物にならないほどに軽いレベルラインを使い、
8~12mもの長さを美しいループをえがきながらとばす。
そして、対岸のポイントにカゲロウ、トビゲラをイメージして
毛鉤をふわりと落とす。
彼の仲間たちは師匠のそれを真似しようとするが、
最後の、ふわりと毛鉤を落とすところまでは
真似できない。誰一人として。
対岸のポイントを正確に攻略できれば、
魚は素直にとびだしてくる。
だから、先行者を心配しなくてもいい本流釣りが好きだ。
そのために、ロングラインにこだわった。
毛鉤がふわりと落ちる瞬間を捉えた