鬼ブログ
ブログアップがおくれたことを、心よりおわび申し上げます。本当にごめんなさい。忙しかったのです。
6月に鬼塾に来た生徒さん用のペンションを確保。その整備。草刈り。ご近所づきあい。CR区間の自主的な管理、魚釣り。
ほんで、我が家の坊や、アメショーのプーちゃんの肺癌宣告。でも、なんだか石徹白にいると元気がいい。
11月に宣告を受けたわけで、いま、9月。もう散っているから、手術も無駄、と言われたんですよ。それが、後ろ脚は細くなったけれど、まだ元気。ご飯を1日に5回ぐらい食べて、石徹白の水をがぶがぶ飲んで、生きてる。宣告を受けたとき、鬼嫁が「私がなんとかする!」と、宣言。石徹白へ行ったきり、帰りませんでした。
んで、いろいろあり、生きてます。では、言い訳はこのくらいにして、山形編です。
山形は、庄内地方の南端、大鳥という所へ行きました。
大鳥は、鉱山で栄え、大勢の人が暮らしていましたが、今は、鉱山も閉鎖。
熊狩りなど、狩猟・採集文化が根強く残る場所で大鳥池には伝説の巨大魚
タキタロウが棲む、と、言われている場所です。
この場所に、神の手トーリーが、テンカラに出かけ、猿の軍団と遭遇。
その様子を動画で流したのが、きっかけでした。
あっ、ここに行きたい。猟師の眼の鬼師匠が決断。鬼塾開催、決行となりました。
なんだかしらんが、いつの間にか、山形代表となった神の手トーリーが、
何度も下見に行ってくれ、テン場も決め、トイレなども確認。
本当に毎回、ありがとうございます。でも山形は好きやから、また行く。
この日集まってくれたのは、大阪から、名古屋から、岐阜から、
関東では東京や埼玉から、鬼組の仲間がいろいろ集まり、持ち寄り、
鬼塾が開催できました。いつものように、カンカン照り。天然の綺麗な岩魚が多い場所でした。
何度も下見をして、活性しているのを確認してくれた山形の鬼組。お客様を迎えようという、温かな日本の文化が残っているのですねぇ、嬉しいの一言。
もちろん、最初から、皆がバンバンかけまくりましたよ。そういうときに、鬼嫁は走り回り、地元のお母さんたちと仲良くなり、ワラビのゆでたのもらったり、美味しいお弁当を仕入れたり、お弁当が食べれそうな東屋の椅子やら、何やらを確認。このときは、ちょうどアート作品が村中に展示してあり、絵が好きな鬼嫁は、仕入れついでにうろうろしてたようです。鬼嫁も、楽しそうに釣りましたよ。
鬼塾は、ただ、人を集めて宴会をする、というものではありません。榊原正巳の「鬼テンカラ」を、伝えるためのもの。もちろん、初心者でも大丈夫。自分が、どういうテンカラがしたいのか、にこだわる人が集まります。ただ、魚が釣れればいいのであれば、わざわざお金を出して、ここにこなくても、釣り堀に行けば、魚は釣れます。
鬼テンカラは、自分が狙った魚を、出す、テンカラです。昔ながらの、テンカラの道具立てで、余分なものはつけずに、シンプルな道具立てで勝負する。だから、例えば、大きなポイントがあった場合、どう狙うのかをライブでお見せします。
どの位置に立ち、毛鉤をどこに入れ、どう流すのか。まず、狙う魚はどこにいるかを最初に宣言。狙い通りに釣ります。だから、皆が喜んでくれるのです。
楽しく、テンカラし、満足したら、あとは美味しい夕ごはん。「宴」ですね。この日は、もちろん、高橋トーリーとモリリンこだわりの「芋煮」。これは外せない。んで、俊君が撃った鹿肉、焼き肉。あと、なんやったかなぁ、ハヤエモンが持ってきてくれた、海産物の干物。源流派Iさんの、レバーペースト? ちょっともう、忘れかけてます。
おっと、鬼嫁にうだうだ言われて、源流派の粒ちゃんが、高いウィスキーを差し入れてくれました、ごめんなさい。この日は、トーリーの知人で、世界のナイフ職人 KIKUナイフの菊さんに会いたいと、お子さんがわざわざ会いに来てくれました。で、宴に飛び入り参加。菊さんといろいろ話ができたようです。話ができるだけでも、彼にとっては夢のようなことでしょう、よかったね。
熊の猟師が大勢残るこの村には、夏はテンカラを楽しむ漁師も多く、毛鉤を見せてもらって話がしたかったのですが、この日はちょうど山に入られてたようで、山小屋のほうに言っておられて、実現しませんでした。
翌朝、我々は、旅館に泊まり、テントで泊まった皆さんと合流。
朝ごはんは、皆で残ったものを綺麗に食べました。こういうことも、鬼塾のこだわり。残飯とか、ゴミを残すのは嫌です。トーリーの芋煮が、朝にはカレーうどんに変身。旨かったねぇ。通りがかりの優しそうなお兄さんが、食べたそうに寄ってきたので、ふるまうと、パンをくれました。残ったカレーの汁をパンでいただき、つるつるのナベに。こういう、人なつっこいところも、山形の良さやねぇ。本当に魅力的です。ぜったい、また行く。鬼嫁も、冬にも行きたい、かまくらにはいりたい、と言っています。
さて、最後に、大鳥で購入した「大鳥の輪郭」という大鳥民族誌から
プロローグ
自然は美しい
濁りのない、空気と水、愛くるしい野生動物。
食い尽くせない程の景観を目の前にして、そう感じるかもしれない。
けれど、現実はいつも僕らの欲望を満たしてはくれない。
幾人もが手をかけ作った橋が、一時の雨で流される。
踏み外せば死を予感する渓谷。
不意打ちの雪崩。熊さえも山中で死骸となる。
自然は残酷で、醜く、愚かでもある。
山村で暮らしを営むリアリティーは、傍観者の遥か上をいく。
まだまだ続きますが、このくらいにして。素敵な言葉でした。
2017年の鬼塾予定です
一人にはりつくべったり鬼塾は、いつもやっています。
私たちの拠点は、岐阜県郡上市石徹白になりました。
お近くの方は、ぜひ!
メールか電話をください。場所など、話し合いましょう。
一人にはりつく「べったり鬼塾」は、グループの場合、割り引きます。
1人1日 15,000円(他に交通費、高速代、遊漁券)などが必要です。
グループで学ぶテンカラの鬼塾は以下です。
けれども、天候によっては前後することもあります。開催日近くに、
変更はお知らせすることになります。
参加希望者は、いまから予定を空けておいてください。
参加希望者は榊原事務局 090・2575・0903
もしくはメール 榊原事務局 onitenkara@gmail.com
まで、
●お名前、
●ご住所、
●携帯電話番号、
●テンカラ歴、釣り歴
をご記入の上、お申し込みください。
この、テンカラ歴や釣歴、重要なので
必ず書いてください。
迷っていらっしゃる方も、とりあえず電話ください。詳しく説明します。
9月16日(土)17日(日)
岐阜 石徹白
2日 10000円 1日 6500円
他に遊漁券が必要です。
ペンション大杉に泊まります。
1泊 5000円2食付き
9月30日(土)
納竿会 石徹白
そして、そして。そして、
鬼嫁が先輩と先生を呼び出しちゃった、ひとりは鹿児島から来る!
みな、ぜひ、参加してください!!!!! 本当に、お願いします。
雨天は・・・・まだ未定。
10月7日(土曜日)
釣りのイベントを石徹白の旧シャーロットタウン駐車場でやります。
ー秋の自然観察とペアリングをそっとウォッチー
テンカラ フライ ルアー 家族でお友達と、秋の大自然を満喫
白山・石徹白の大自然と「命をつなぐ」トークライブ
こころ静かに、本を片手に、環境のことをもう少し考えてみよう
参加費 駐車場代込みお昼のバーベキューの炭代 1900円
お昼は、バーベキューを皆で楽しみます。
肉屋野菜の販売もあり、おにぎりや豚汁も販売予定。
食の移動SHOPもいくつか来てくれます。
司会 outdoorタレント 鉄崎幹人
内容
●フライキャスティング教室
●テンカラキャスティング教室
●ハンドメイドルアー作り教室
●毛鉤巻教室
●自然の綺麗な動画を撮ろう カメラ教室
●石徹白の蝶々やトンボと一緒に秋のお散歩
ー石徹白中居神社、カルヴィラ石徹白などをガイドと共に歩くー
●キノコを使った料理教室
●石徹白の人工林を見ながら、これからの森林管理について考えよう
~紅葉に染まる秋の山散歩 木について学ぼう~
●キノコ採りと採ったキノコのお掃除の仕方
★13:30よりトークセッション
元岐阜大学地域科学部教授(学部長・哲学)
「名古屋哲学セミナー」常任講師
吉田千秋
VS
株式会社 南方新社・代表取締役
反原発かごしまネットのリーダー
向原 よしたか
・なぜ自然が大切か・これから自然を守るためにしなければならないこと
・石徹白のような地方、さらに遠隔な地域が自分たちの明日を作るには、どうする‥‥などなどを、楽しく、わかりやすく語り合ってもらう
・向原さんは、鹿児島県知事選に出馬し、負けた。このときの応援には、坂本龍一など、反原発派が大協力したよ、どうしよう、俺。鬼嫁の大先輩らしい。
★15:30よりトークライブ
鉄崎幹人
「命と自然のトークライヴ」
自然環境と生命の尊さをテーマに繰り広げられているトークライブ。
自分で撮影した写真も交えたスライド上映とギター弾き語りで構成
基本的にpm17:00
イベント終了 宿泊したい方は、民宿に予約をしてください。
また、シャーロットタウン駐車場は、車上泊、テント泊OKです。
ゴミは、自分で持って帰ってください。
出店予定の店
●鬼ショップ(テンカラ道具)、フライ工学研究所、ナイフショップ、上在所朝市(地元の野菜や加工品)
outdoorの夏物を安く販売 ●本屋さんが名古屋から移動 ●地元の小物や絵本 ●フリーマーケット
いろいろ交渉中 楽しいお店が集まるよ!
●出店は、無料。希望者は、onitenkara@gmail.comへメールください
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