鬼ブログ
イタリアで鬼塾 その3
Posted on | 11月 3, 2015
鬼塾開催予定(2015/11/03現在)
私達が滞在した9月は、イタリアでも季節が秋へと変わる時期で、キノコの
シーズンでもあった。釣りに行くたびに、レストランではキノコ談義に花が咲く。
なかでも、イタリアの松茸、ポルチーニは、皆が狂乱するほどの旨さ。スコペ
ーロのセジア川本流に行った時は、着いた途端に大勢の人が暗い顔で集まって
いた。まもなく、警察のヘリコプターが到着。ポルチーニとりの2人が、岸壁か
ら落ちて亡くなったのだという。即座に霊柩車が到着。亡くなったら、その場
で検死し、霊柩車、儚いなぁ、こういう時だけ段取りが良すぎるぞイタリア。
釣り場で警察のヘリに遭遇。大事故が起きていた
イタリアで出会った宮本さんの毛鉤BOX。几帳面な毛鉤ばかり
このぐらいの型が数多くいる。イタリア全土で、どの川も魚は豊富だと聞いた
鬼嫁がまめに収穫していたローズヒップ。鉄分が豊富だそうだ
ランチで食べたそば粉を使ったパスタ。モチモチシて旨い。クリーム系のソース
石を組んで作られたイタリア家。蔦がよく似合う
生ポルチーニ。乾燥のものより香りが高い
ポルチーニご飯とポルチーニのお吸い物。絶品!
ガイドをしてくれたピエトロ。キノコ採りの名人。すぐに見つけるところがオガちゃんと同じ
師匠を気遣うアンドレア。師匠が釣ってる時は、竿は出さないと、頑固に言う
毎日楽しんだ、渓流はどの国でも、いいなぁ
と、驚きながらも釣りのことしか考えていない我々は、その場を離れ、着替
ていると、「榊原さんですよね」と、日本語で声をかけられた。日本人の宮本さん
は、仕事でイタリアに転勤を言い渡され、3年目。自動販売機の会社に務めて
いる、フライマンだった。
毛鉤BOXを見せていただいたが、几帳面な毛鉤が並んでいた。
丁寧な仕事をされる方のようだ。私のこのブログをよくご覧になられ
ているようで、釣り好きということもあり、私がイタリアにいることを知って
いたようだ。ただ、ここへ来たのは偶然だった。偶然の出会い。またまた、良
い出会いに恵まれた、もちろん、その後、彼がよく知るこのエリアだから、こ
の場所について教えていただき、同行した。水が高いこともあり、厳しかった。
でも、とても綺麗な渓相の場所だ。また、会いたいですね。
今回、ドライバーのバイトをしてくれたピエトロは、ヴィットリオの甥。バ
ロッロで、蜂蜜の仕事をしていたが、彼女が中東でスチュワーデスの職につく
ことで、今後の人生を悩んでいる20代の青年だった。釣りも好きだが、なに
りも、キノコ採りが好き。ポルチーニ採りの名人だった。ある日、セジア川の
上流部、ボゴーニャに連れて行ってもらった。私達が、テンカラを楽しんでい
る時、彼はキノコ採りのために、山に入った。その場所ははいったところがよ
かったらしく、俺も、鬼嫁もブラウン、レインボーをがつがつかけた。平瀬も
荒瀬もある場所だが、そんなに水が高くなく、女性でも歩ける。野薔薇が群生
していて、ローズヒップ(バラの実)がとれる時期で、川に降りるたびに、良
い香りがした。と、鬼嫁が夢中でローズヒップをとっている。「鉄分豊富で、
第二次大戦の頃、鉄分不足の女性のために群生させたそうだよ」といいながら、
ポケットというポケットはパンパン。乾かして、酒に漬ける、そうだ。
この川では、大きなレインボーがかかり、それがとても綺麗だった。鬼嫁の
釣ったメスのレインボーの、薔薇のようなピンクが綺麗だったなぁ。
その後、ピエトロがザックいっぱいのポルチーニを採り、ニコニコ顔で帰っ
てきた。私達にも土産にくれ、ポルチーニご飯、ポルチーニのお吸い物、ポル
チーニ炒め、など食べたが、俺には松茸よりも美味かった。
皆で集まった。川魚のスモークやオイル漬け、美味いよ。食べ方を知っている
最後の夜にも
こんな可愛いお人形さんが子犬を抱いて市場にいた
週に一度、町の本通りにトラックが並び、市場が開催される。鮮魚から衣類、花まで
キノコの季節だから、やはり売っている。日本ほど高くはない
野菜はお百姓さんが直接売るので、新鮮だ。インゲンも青臭くない
その日の鮮魚のパスタランチ。800円ぐらいのセット。貝やイカがはいり、海の味
イタリア政府観光局のマリタは、最初に招待してくれた人物。観光を担当するエリアがピエモンテにまで広がった。出世したのだ
最後までテンカラ三昧。このぐらいの本流が好きだ、渋かったが
今回のセジア川の旅は、魚が初な場所から、厳しい場所と、様々あったが、ほ
んとうに川が豊かだと感じた。虫が多い、魚の数も多い。タイムの香りがする
グレーリングを、食べるために釣る方も多いが、2?3匹釣ったら竿をたた
む。アルプスの氷河が豊かな栄養を川に運び、魚は、彼らの生活とともにある
から、大事に保護する。知人同士は必ず挨拶をし、近況を親身に聴き合うイタ
リアの田舎町。釣りバカばかりなのだけれど、節度も知っている。
とある夕食で、いろんな川魚の燻製にオリーブオイルをかけたものを、アル
トゥーロの弟子のアンドレアが、食べろというので、注文した。グレーリング
からパイク、いろんな川魚ばかりだったが、絶妙な塩加減で燻製されたり、オ
リーブオイル漬けであったり、どれも絶品の味。皆が、珍重する気持ちが理解
できた。そりゃ食べたいだろう。
その夜、アンドレアがこう言った。
「大勢の釣り人が来た、私は、僕は、日本のテンカラ師だと。本も出版した、
講演もできると。だけれども、俺達も釣り人だ。その人の釣りを見れば、どの
程度の釣りをやってるかが、わかる。マサミの釣りは、深い。アルトゥーロと
同じ、名人だ」
俺は、イタリア語も英語も話せない。だけれど、相手の真摯な感情はすぐに
わかる。こう言ってもらえて、光栄だった。嬉しいね。ありがとう。
そしてお知らせです.
?
東京トラウトカントリーにて、11月21日の土曜日に、
鬼テンカラミニ塾を開催します。
この日は、吉田毛鉤会の教室が午前中に開催されます。
その後、ランチのあとの午後1:00からスタートです。
東京、神奈川、埼玉、千葉の方はぜひ、ご参加ください。
TTCの河川をお借りして、実釣の教室です。
どうやれば、テンカラで魚を釣る事ができるのかを、お教えします。
鬼塾代は、3000円。TTCの入川料は、吉田毛鉤会から参加される方は、
一日券を購入。
私の教室から参加される方は、半日券の2160円(CR)が、別途必要です。
関東の方を、お教えしたかったので、良い機会を頂きました。
そして、この夜は、小菅に移動し、廣瀬屋という温泉宿に宿泊し
関東鬼組の忘年会をやります。
1泊10700円。こちらも、参加したい方は、自由に募集します。
この夜は、テンカラ話に花を咲かせましょう。夜も、鬼塾ありますよ。
どう釣るのか、を、話します。翌日の22日は、小菅でテンカラできますね。
申し込みは、メールがいいです。
お名前、年齢、テンカラ歴、住所、電話番号をご記入の上、21の鬼塾なのか、
21の夜の忘年会なのか、
どちらに申し込むのかをきちんと明記して、お申し込みください。
FBメッセージでもいいですよ。
また、鬼竿を購入された方は、来てくださればアドバイスしますよ、ぜひ。
メルアド変わりました!!!
榊原事務局 onitenkara@gmail.com
また、12月19日の土曜日に豊田で名古屋方面の鬼組忘年会をやります。
テンカラやりたいけれど、どういう人たちなのか心配、という方は、ココに参加し
てもいいですよ。ちなみに、私は飲めないので、ごはんを食べる、という気分
でも参加OK.
1月には、新年会を我が家のあたりでやるので、浜松近辺の方は、ここで。
もちろん、名古屋以外は、管理釣り場の近くです。
来年は、奈良や京都の方々も多いので、天川で教室をやります。
また、べったり鬼塾ですが(個人指導かグループ指導)、
まだ釣れる場所があります、10月後半はすっきり開いていますから、
お申し込みください。
管理釣り場(芝川、TTC、などなど、いろいろなところ、自分が釣りたい場所)
で「べったり鬼塾」(個人指導)をやりますから、申し込んでいただければ連絡します。
静岡にはCR管理釣り場があります。
べったり鬼塾というテンカラの個人教室は、 常時受け付けているので、
まずは、問い合わせをください。1日15000円+私の交通費ですが、
グループの場合、割引します。
申し込み先は、
榊原事務局 onitenkara@gmail.com
コメント
11月 4th, 2015 @ 4:35 AM
拝読させて頂きました。稚拙なフライ、先輩方々からは、左手で巻いても・・・と言われております。2016年、帰任しなければ、また、セジアでお会いできることを願っております。
11月 4th, 2015 @ 7:56 AM
宮本様 すごい偶然でした。しかも、綺麗な渓流で。そうですね、また、
セジアで、今度は食事も楽しみたいですね。ありがとうございます。