テンカラの鬼 榊原正巳 テンカラの世界

鬼ブログ

ホームに鬼組集合。 やっとこられたよ?わが愛しのホーム

Posted on | 4月 30, 2015

 

 18日の週末は、ホームに鬼組が集合しました。

 

「GWの前、大勢の人がやってくる前に入っておかねば・・・。」

 

鬼組皆の心の中には、この目標が、冨士山より高く、

どーんと打ち立てられているに違いありません。

 

 なぜなら、皆、何度も痛い目にあっているからです。

GW前は、あんなに”素直で可愛いアメちゃん”だったのが、

GW明けたと思ったら、”凶暴で野蛮なワイルドあまご”に

変わっていやがったぜ、・・!!!

という思いを何度も繰り返しているからです。

ぼ・う・ず」という嫌な三文字の経験を繰り返し、

 

「時期を謀るのもテンカラのうち」、

 

この言葉が身に染みているのです、心底。

 誰もお互いには何の連絡もしません。

ただ粛々と、日々の暮らしをこなしながら、

坦坦と仕事もこなし、少しずつ整理し、

何があってもこの日だけは「休ませてもらう!」という

気合の入ったスケジュールを着々と謀ります。

 

「数日家を開けるための努力!」

 

 あるものは、妻のご機嫌をただただ損ねないためだけに

日々、「善行」にいそしみます。ゴミ出し、皿洗い、子供のお風呂、

たまには料理も手伝い、お土産なんかも買ってきたりして。

 

 あるものは、管理職としての自分に、飛び火が近づいてこないよう、

少しずつ仕事を整理し、ミスを犯しそうな部下を自分から

離れた位置の現場に飛ばし、ゆうこと利きそうな部下で身の回りを固めます。

鎧を着る武者のように

 

 そして、GW前、18日の朝、そんな低いレベルの合戦を乗り越えてきた鬼組数名が

集まりました。

 

 集まれただけで、お互いの顔を見て、涙さえ浮かびそうに

なります。「お互い、よくやった」心の中のエールです。

だから、集まったのは、もちろんテンカラを楽しんだ後、夕まづめの後です。

昼間は、それぞれがそれぞれの作戦の場所で夢中になっていました。

 

 私は、源流派Iさんに誘っていただき、彼と2人で釣行。

最初に入ったポイントで、水量が高いこと、雪しろがまだ入り冷たい

ことなどから、場所を変えました。その間、来ていた鬼組(脱落者もいた、

次は上手くやってほしいと願う)から、携帯に連絡が・・。

 

あっちの状況、こっちの状況を総合判断しながら、

各自にアドバイス。

 

 鬼嫁は、例のごとく、私が誰かを教えているときは、

一緒に入らず、別の場所へ。

遠方から来ているIさんのためにも、いい魚を釣らせてあげたかったのですが、

なかなか渋い状況でした。渓流が静まり返っている、チビも出ない・・。

ほんとうに、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、こんな日もある。

 

 さぁ、もう上がろうかというとき、携帯をふと見ると、

鬼嫁からメッセージが・・。「陶芸をやっている」えっ! 

下まで降りると、川で鬼嫁の釣り姿???

 

「陶芸やったの?」

「大きなポイントだけやってみたら、これは渋いな、と思ったから、

とりあえずあがって陶芸やってた。先生が、朝、漁協が放流してた

と言ってたから、釣れないわね。川の中では、関ヶ原の合戦

なってるもんね。成魚とネイティブとの捕食しやすい場所の取り合い

出ないよ、今日は。でも、夕方はわからんから、またやってたの。

でも、あかんなぁ?」と、鬼嫁。・・・・・・・・・

 

 陶芸をやりながら、情報収集? ピンポイントだけ釣って

状況判断? いつの間に・・・・。

 

しかも、800g2000円のお安い主婦感覚のコースで、狛犬の「あ」を作ったらしい。

「狛犬なのに、先生に”狛猫みたいだ?”と、言われちゃったよ」

と、ふてくされている。

 

あ?あ、どんどんおっかけてくるなぁ?、鬼嫁。面白いけど。ハハハハ

 

 そしてこの夜、それぞれの戦いをすませた男たちによる大饗宴!

じゅうぶんに食べ、飲み、笑い、翌日の作戦を立て、

眠りました。

 その後の、ごくごくは、鬼嫁によるごくごくライブ版で
       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鬼嫁 「すごいね兄弟子さん。休みいっぱいとれたね」
ごくごくごくごくごく

 

兄弟子さん ニコリ
ごくごく猪肉をパクパク

 

オガ「凄いよ?、金曜から月曜まで休み!! 気合が違いますから」
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく、ぐびりカチャカチャ(炭の具合をみている

 

源流派I 「やっぱ、GW前と後では、そんなに変わるんですか」
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく

 

全員 「まるっきり変わる。金魚から鮫。危険度MAXのホオジロザメ状態」
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく

 

I 「えっ!」
ごくごくごくごくごく

 

鬼嫁「だってこの川は、持って帰る人が多いもん。昔から、そうしてきたから、今もそうするんだって」
ごくごくごくごくごく

 

鬼嫁「だからさぁ、魚にしたら、死ぬか生きるかを超えてきているわけよ。仲間が目の前でいなくなるんだよ?
お父さんかもしれないし、お兄ちゃんかもしれない。人格(魚格)変わって当たり前だよ、でも魚うまいもんね。気持ち、わかるけどさっ」
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくっ刺身を食べてバシッ!(箸をテーブルに叩き置いた音)

 

ジュニア「そりゃ、ホオジロザメにもなりますねぇ。あの、僕、セロリがダメなんで・・・」
ごくごくごく、そ?(セロリの漬物皿を遠ざけた音)

 

オガ「あっそうですか、セロリがダメ・・。でもでも、釣れる場所もありますから、鬼師匠みたいにラインさえ飛べば・・」
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくっ、カチャカチャ(飲みながら、油揚げを焼く音)

 

I 「オガさんは、こういう味のおちゃけがお好みですか??」
ごくごくごくごく、コトッ(おちゃけの瓶を置く音)

 

ジュニア「あれっ、でも、このセロリは食べられるなぁ?」
ごくごくごくごくごくごくごくごく

 

オガ「あのですねぇ?、かなり前なんですけれど、その人が尊敬する師匠を持つお弟子さんが来られたことがありまして」
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく(手は止まっている)

 

鬼嫁「ダメだ! そんな揚げの焼き方!!! 私がやる」
ごくごく どさっ(オガをどかす音)ちゃっちゃっちゃっ(揚げを返す音)

 

ジュニア「あっ、このセロリは美味しい! カレー味だから、僕、好きです」
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくしゃくしゃく(セロリ食べる)

 

鬼嫁「ジュニアちゃんよかったねぇ、セロリに勝って。魚にも勝てるといいね」
ちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっ(揚げを返す音、ハヤワザ)

 

兄弟子「それで、オガさん。そのお方の思い出は?」
ごくごくごくごくごくごくごくぱくぱくぱく

 

オガ「わかりますよ、しゃべらずに手を動かせってことですよね。できるけれど、今は。えとえとえと、
その方はねぇ、師がこういったそうですよ。右13度に毛鉤をいれろ! 左24、5度に毛鉤、
右8度、左下138度、矢継ぎ早にですよ。こんがらがりますから、普通。
 どう思いますか?って聞かれまして・・」
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくぐびぐびぐびり

 

兄弟子「それでそれで???」
ごくごくごくごく

 

鬼嫁 「分度器フェチかっ! 時計オタクかっ、ケッ」
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく

 

オガ「私にはわかりませんっ、てお答えしときました。答えられませんから、そんな機械仕掛けな話にはガーガーピーピー・・・・・・・・・」
ごくごくごくごくぐびり

 

ジュニア「ん?、このセロリなら食べられるなぁ?」
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくしゃくしゃくしゃく

 

ガーガーピーピープツッ

やっぱ、もうなんも書けねぇ!

 

 

 

 

 

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? 鬼組のドタバタ劇を、山の神様が笑って見ていたとさ。

 

 

鬼塾&1日べったりテンカラ鬼塾のスケジュールはこちら

       ↓

1日べったりテンカラ鬼塾(1人にピタリとはりつきます。グループでも可能。値段は応相談。人数によっては下げます)

1日15000円(1人につき、これは欧米の相場価格)交通費、食費などは別途です。

?

GWのガイドは締切です。

あとは、5月17日(日)?31日(日)

6月8日(月)?10日(水)6月23日(火)?26日(金)

 

頼みたい場合は、メールにて。自分の都合のいい日を言っていただいて構いません

都合がつけば成立です。そちらの都合の場所もOK.交通費はいただきます。

e-mail : rk9k-mur@asahi-net.or.jp

 

そして、「グループで学ぶ鬼塾」↓

参加希望者は、お名前、電話番号、住所、テンカラ歴を

ご記入のうえ、メールか電話をください。

榊原事務局 

rk9k-mur@asahi-net.or.jp

HP 090・2575・0903

 

5月23日(土)・24日(日)   岐阜県  高原川  

 たぶんコテージおさえます。夜はキャンプみたいなものです。昼はうなぎ弁当

 昨年もやりましたが、もう釣りになりました。飛騨の美しいアマゴと出会いましょう。

 2日間 10000円  1日のみ6500円 お昼ごはん付き、他に遊漁券が必要です。

 

 6月6日(土)7日(日)  岐阜県郡上市白鳥  石徹白フィッシャーズホリデー

参加費は無料。遊漁券が必要です。

無料のテンカラ教室があります。テンカラ大王・石垣先生

も来られます。格安で宿に泊まれます。私と同宿がいい場合は、申し込みの際、

お伝えください。宿でお風呂の後、のんびり話ができるはず。

 

7月11日(土)12日(日)  山形 米沢の小野川温泉をベースに周辺の渓流をまわります

地元の方が案内してくれるので、皆で釣りの旅を楽しむ鬼塾。

夜は小野川温泉で日帰り温泉が楽しめます。キャンプです。

私も初めての場所なので、そういう場合の川の選び方や攻め方も学べます。

2日間 6000円   1日のみ3000円(お昼なし)   

昼ご飯は山形ラーメンなどをお店から外で!注文できます。他に遊漁券が必要です。

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7月25日(土)26日(日)   岐阜県 庄川   夜は合掌造りのコテージ

2日間 10000円  1日のみ6500円 お昼ごはん付き、他に遊漁券が必要です。

これは、宿が最高。合掌造りを1棟貸し切り!! お風呂も綺麗。

夜は皆でご飯を作りましょう。合宿ですね。お布団有り。

夜の食費、宿代が別途必要です。でも安いです。

? 

9月19日(土)20日(日)    岐阜県郡上市白鳥  石徹白

2日間 10000円  1日のみ6500円 お昼ごはん付き、他に遊漁券が必要です。

夜は民宿に泊まります。民宿代は7500円  この日の夜は花火だね、快気祝い花火かな

 

まぁ、ざっとこんな風ですが、この日以外も年中釣りをしています。キャンプにも行くし、

たいていはホームにいます。来たい方はメールください。

 

 

 

 

コメント

“ホームに鬼組集合。 やっとこられたよ?わが愛しのホーム” へ 2 件のコメントがあります。

  1. 源流派のI
    5月 1st, 2015 @ 9:15 AM

    鬼師匠、鬼嫁様

    残念な釣果でしたが、師匠より毛ばりをどうやって食いスジに流すかとか、いろいろ学ぶ事ができました。おかげで翌日は、狙い通りのアマゴを1匹ゲット、大満足でした。体が覚えているうちに、どんどん釣りをしたい今日この頃です。

    それにしても、釣りをした後の“ごくごく”は楽しいですね?。

    次回も、どうぞよろしくお願いします。


  2. 5月 1st, 2015 @ 9:44 AM

    源流派のI様    いやいや、どんどんうまくなりますね、釣果はまぁいい。ご飯は十分あるし。次も楽しみだね。

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