テンカラの鬼 榊原正巳 テンカラの世界

鬼ブログ

鉤のこといろいろ

Posted on | 11月 20, 2014

 

英語版のブログもやっていると、海外から

 

いろんな質問が来る。

 

だいたはテンカラ竿についての質問が多いので、

 

難なくお答えしているが、時々、

 

とんでもない質問も来る。

 

どこから引っ張ってきたのか、

 

どこかのメーカーの竿の調子の表が添付してあり。

 

訳して、助けて、と書いてくる。

 

無理だ・・、人間辞書じゃないし。

 

無理だといって、お断りする。そんな時間はない。

 

 

 

今回も、困っている人から質問が来た。

 

日本の釣り針サイズの不思議を聞いてきたのだ。

 

考えてみると、日本の鉤のサイズは様々だ。

 

魚種、釣り方。

 

 

大きさも様々。キス針の10号とチヌ針の5号。

 

数字だけ見ればキス針の10号のほうが大きいのだが、

 

比べてみるとチヌ針の5号のほうが大きい。

 

魚の口の大きさは、クロダイとキスではまるで違うし、

 

餌のサイズでもまるで違う。

 

だからこれは、魚種に合わせた釣法の針サイズになっているのだろう。

 

メーカーごと、型ごとにサイズは違う。統一基準はない。

 

「釣りの針」と一言でくくられても、くくりきれない

 

ほどその世界は、深く、範囲が広い。

 

 

 

 

 

 

 

今回の質問者の内容は、「フライフィッシングの針と、日本の針の

 

比較表を作りたい」とうものだった。

 

日本の針を取り寄せて、地道な研究を続けてもらうしかないなぁ・・。

 

宇宙的な時間が必要だろうなぁ。まぁ、死ぬまで楽しめるけどね。

 

 

 

 

 

俺は、テンカラ師なので(海も少しだけやる)

 

渓流魚、それもテンカラに限って考えてきたことは、

 

針先が鋭く、針掛かりが良い針をいろいろ探してきた。

 

折れたり曲がったりしないもの、そして錆についても

 

強いもの。

 

で、長年の探索の結果が、次の3タイプ。

 

がまかつのS10-B #14?#2 針先が少し内側に曲がっているのがポイント。

 

ティムコの102Y #15、#13、#11 プスプス刺さる。

 

同じティムコの2499SP-BL #14、#12 形が好き

 

 

 

 

 

 

 

ティムコで販売している針の種類のパンフレットを

 

お見せするが、こんなに種類があるのだ。

 

調べだしたらキリがない。自分の好みの針タイプが分かったら、

 

キャスティング練習をしたほうが、よほど魚が釣れると思う。

 

皆さんは、どんな針が好きですか? 良い情報があれば、

 

また教えてください。

 

 

 

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