テンカラの鬼 榊原正巳 テンカラの世界

鬼ブログ

テンカラを始めたい方のために

Posted on | 11月 12, 2014

ブログをはじめて、もうかなりの時間がたつ。

だから、何度も、テンカラを始めたい方のために、 道具やセッティングのアドバイスをしてきた。

 

けれども、最近、またまた、始めたいのだけれど、 という相談が多い。

始めたい人が、確実に 増えているようだ。

もう30年以上もテンカラをやっている私には、 あたりまえのことだけれど、

?初めての方には、わからないことだらけ、のようだ。

そこで、皆さんの質問に答えるというつもりで、 もう一度、

テンカラを始めようとする人のための アドバイスを書いておきたい。

 

 

テンカラに必要なのは、 竿、ライン、ハリス、毛鉤、以上!

 

もちろん、川歩きのための基本的な用具、 ウェーダー(安全に歩くため)、帽子、ベストなど は必要だ。

 

?それだけ、なんとかそろえてもらい、次に 竿。

これがないと、どうしようもない。

 

周囲のテンカラ師たちにに聞いてみると、 最初は仕方がないので、

各メーカーが 出している、スターターキットなるものを 買ったそうだ。

ところが、テンカラを始めてしばらくすると、 スターターで買った竿は、

みょうに硬くて 使わなくなったという意見が多い。

?安かったから買ったけれど、その後使わないようでは 大いなる無駄。

 

私の時代に、そんなものはなかったから、 ヘラ竿などで工夫した覚えがある。

 

初心者は、思わずのめりこんでいき、 一日中、降ることが多いので、

飛ばしやすいこと、 使いやすいことを考えたほうがいい。

3、4mぐらいの竿がいいのではないか。

4mはまだいらないだろう。

いい竿であれば、3.4mで本流を攻めることはできる。

上達してからも、充分使えるはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラインの長さは、竿と同じ長さか、それに1mプラスと考えればいい。

?3、4mの竿ならラインは4、4mまで。 もちろん、ラインはレベルラインがいい。

しなやかで、扱いやすく、軽い。 ビニールテーパーでも悪くはない。こちらも軽い。

 

そして、ハリス。ハリスは、1、2mぐらい。 0、8号か1号。

今の時代は、どんなハリスも強く、しなやかになったので、 どれでもいいと思う。

店の人に、アドバイスをもらって、 お勧めを買えばいい。

 

毛鉤は、#10~#12を用意すればいい。

?あまり、小さすぎないほうがいい。

いろんなことを言う人がいるが、まずは、 基本があればいい。

あまりいろんな意見を聞いていると、頭がごちゃごちゃになる。

色は、黒、クリーム、茶ぐらいだろうか。

 

 

毛鉤は、ボサボサッと、写真でお見せするようなものが あればいい。

 

 

 

 

 

 

 

大事なのは、川のどこに毛鉤を入れ、どう流すのか。

テンカラは毛鉤ではない、流し方、攻め方がさらに重要だ。

だから、皆、キャスティングにこだわる。

思ったところに毛鉤が入らなければ、魚にたどりつかない。

ということは、どこに魚がいるのか、をより、知ること。

小さな頃から川に潜り、魚を見ていた方は、 この点において、秀でているだろう。

 

けれども、自然は上手(うわて)で、思ったところに魚がいない、 ということも、多い。

自然のことを知り抜いた、と思うことほど、稚拙なことはない。

 

いつまでたっても、勉強、勉強。

テンカラ仲間が集まって、キャスティングを始める。 こんなに楽しいことはない。

ぜひ、ぜひ、この楽しくも深い世界へ、おいでください。

そして、いつでも、どんな質問にもお答えします。

 

 

 

 

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