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俺はテンカラを始めた頃から、ペアリングを見続けた。

禁漁になっても、山へ行き、渓流を見つめる。

?双眼鏡も持って行ったし、カメラ、ビデオも 俺に同行した。

何年も見るうちに、魚種によるペアリングの時期が わかったし、

渇水の年でも雨を待ってペアリング が始まることもわかった。

本当に、自然は偉大だ。天候の予測さえついているようだ。

１匹の魚を追いかけ、下流からどんどん登って行くのを 見つめ続けた。面白いよ。

とくに初心者にオススメだ。なぜなら。

1魚の大きさがよくわかる、見える。

?2どの淵にどんな大物がいるのかわかり、来年の計画が立てられる。

?3魚の動きがよく見えるので、どんなふうに泳ぐのかなどの 　魚の生態がよくわかる。

?4卵を産み、孵化するまでの大変さがわかり、安易にしめることができなくなる！

?5秋の渓流は実がなり、秋の花が咲く。キノコも採れる。 　

釣りだけではない渓流の楽しさが学べる。

?6蚊やブユ、ヘビも少ないから、奥さんや子供と遊びに行ける。 　

温泉も近い、奥さん上機嫌。

ということ。

ペアリングの時の魚の動きは、本当に見ていて飽きない。

?独身の頃そんなことばかりやっていた俺を、

「魚じゃなく女を追いかける甲斐があれば、人生が変わっていたのにね、ハハハハ」

と笑う。まったくその通りだと思うが、 でもやっぱり、魚の方が面白いもんなぁ。

アマゴは終わってしまった（川によるが、たいてい終わり）ので、

?イワナをみよう。45ｃｍぐらいの大物が悠々と泳いでいる姿は、素敵だ。

アウトドアでおにぎりでも食べながら、コーヒーを作って飲むと、 なお楽しい。

そんなことをやっていると、狩猟系が強い鬼嫁は、 アケビや藤つるを採ったり、

ドングリなどの木の実を採ってリースっつう やつを作っている。

それが毎年、わが家の飾りになる。

女の人にも楽しい場所だよ、渓流は。奥さんを連れて行ってみてはどうですか。　

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