テンカラの鬼 榊原正巳 テンカラの世界

鬼ブログ

祝・解禁! 私のテンカラ

Posted on | 3月 7, 2025

川に行ってきました、比較的温かな日でした。

でも、ダムから放水されていて、水が高かった。

20センチは高かったうえ、枯葉がすごくて水面が見えないほど。

46年間もこんなふうに谷を歩いている。

また、今年も始まった。

 

海外でも解禁はだいたい同じようで、解禁の前に、人が集まり

毛鉤の巻き方講座を開催したり、釣りに対する考え方を講義したりしている。

テンカラの人気が高い、イタリアでは各地で行われ、ベルガモでも

先日、隆太さんが彼の考える、テンカラや、私の鬼テンカラについて講義されたようだ。

なんと、2時間30分。写真を見るに、いかにもイタリア、というかんじ。

大勢がおいでになり、隆太さんと同じようなことを考えたことがある、などの感想が

あったようだ。

隆太さんは、昨年、イタリアのミラノから、郡上市白鳥の石徹白の私のスクールまで

来てくれた。鬼塾を、3日間かな、受けていただき、和やかに過ごした。

べつに今さら鬼塾を受けなくても良いほどの腕なのに、あえて、鬼塾に参加してくれたのだ。

それほど、テンカラにのめりこんでいる、のだ。

私が、ブログでアメリカのイヴォンさんから聞いた、イタリアにもテンカラそっくりの

釣りがあるらしい、というのを書いたら、自分が探しに行くと申し出てくれた。

あれが、すべての始まりで、15年ぐらい前だろうかなぁ。

アルトゥーロと出会い、バルセジアーナとであい、イタリア各地で鬼塾を開き、アメリカでも開催。

また、行きます。ぜったい行く。

私は、今も変わらず、毛ばり釣りに夢中。

 

最近の毛ばり釣り師は、ビーズヘッドやマーカー、中通しの竿、のべ竿にガイドをつけたもの等、

様々な釣り方で楽しんでいる。これもまた楽しい。

しかし、私は昔ながらのシンプルな毛ばり釣りが、トラブルも、迷いもなく、なにより自分に合っている。

このスタイルは、今もまったく変わらない。

川に立ったら、流れ全体を見まわし、流れを読み、魚の居場所を推測し、いつどこに、毛ばりをどの

流れに入れるか決まったら、毛ばりをソフトに着水させる。ラインや毛ばりで水面をたたくことは

厳禁。後は魚に毛ばりをくわえてもらうだけだ。

読みも大切で、風や雲の流れを読み、打ち込むタイミングを計る。

何故つれないのか、何が原因なのか、いまだに毛ばり釣りは難しく、そして、楽しい。

 

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