鬼ブログ
アメリカ、ユタ州 ソルトレイクシティ周辺 プロボリバー、ジョーダンリバーなどなど、で、3日間のテンカラ鬼スクールを2回行い、帰ってきました。
2回とも、多くのアメリカのテンカラ師にご参加いただき、怪我もなく、楽しく過ごせたことをまずは、お礼と感謝。
今回も、ソルトレイク近郊にある「サンダンスリゾート」の後援で、主催は、ソルトレイクで暮らす、ジョン・バッテリー、エリック・オストランダー、ロベルト・ワ―シングさんの3人で結成する「テンカラガイダース」だ。
3日間、午前と午後の2回の講義は、場所を変えて行う。朝は、サンダンスリゾートで集合し、その日の場所を伝え、皆が車で集まってくる。まず最初に、私が、テンカラ釣りをやり、生徒さんがそれを、橋の上などの見やすい場所から見て、エリックやロブが、どういう方法で釣っているのか、毛鉤を投げる位置、投げ方、立つ位置、毛鉤を流す流れの選び方などを、皆に説明する。
で、かけると、とりこみ方、足を運ぶ運び方、竿を高くする理由、などの説明を、ガ~ッと、エリックが演説し、医者のロブが物理学的に分析したり、するわけだ。見たことがないキャスト方法や、2番の毛鉤を使いかける、私のテンカラを、いつも驚き、真剣に学び伝えようとする。そんな、あつい、テンカラスクールなのだ。
4年目を迎える今回、感じたのは、テンカラが大きく広がっていること。ユタでの教室なのに、お客様は、ユタの人は少なく、ニューヨーク、ウィスコンシン、ワイオミング、コロラドなど、各地から集まる。男性も女性も、年齢も幅広い。
サンタフェから来ていただいた、ご夫妻は、奥さまが笑いながら話してくれたが、なんと、78歳、若い! そして、まだまだテンカラをやる気だ。
そして、以前も書いたが、このサンダンスリゾートは、ロバート・レッドフォードが所有する広大なリゾート地。このリゾートは、ホテルやレストランなどがある宿泊拠点で、釣りや狩り、スキーやカヌー、マウンテンバイクなどのアウトドアスポーツが楽しめる。
そのフライフィッシング部門が、このテンカラ教室の後援だが、今年はかなり本腰が入ってきた。どこへ行くにも、看板を持ってきて、写真に入るようにする。テンカラ教室の動画をとる。なんでかなぁ、と思っていたら、ジョンは、かなり深く営業を続けていたんだという。
なんと、あるときフライ部門の部長と話をしていると、たまたまやってきたロバート・レッドフォードに声をかけられ、夕食に招かれたそうだ。
テンカラはどんな釣り? どこが面白いの? かなり、聞かれたし、やる気になってるらしい。
今回、私たちが訪れたときは、新しい映画の宣伝で、10日間ほど出張していたが、5年目になる来年は、遊びに来てくれるかもしれない。
会うたびに、子供のようにはしゃいで、質問攻めにしてくれるエリックも、お父さんになった。可愛い女の子に会ったときは、感動で、泣けてきた。ジョンの可愛い長女はいつのまにか、15歳になり、絶賛思春期中。ジョンを汚いものでも見るような目つきで、見たかと思うと、部屋にこもる。とんでもない反抗期だった! うわぁ~、すごいね、アメリカの反抗期。
ロブは、いまは、ケンタッキーの病院に勤めているが、神経外科なので、あいかわらず、患者さんをテンカラでリハビリするんだ、と笑う。若い奥さんができて、少し太ったかな。
早い流れの川、ゆったりした流れの場所、淵で、浅瀬で、いろいろかけて、お見せした。参加者には、なぜこの教室に来たのか、何を学びたいのか、お尋ねして、きちんと、お応えした。最後にいつも、エリックがよく通る声で、「皆さん、鬼への質問があれば、なんでも聞いてください。なんでもお応えします。もうないですかぁ!!!」と、よびかける。質問には、すべてお応えした。
そして、なぜ、この教室に来たのか、という質問の答えに、一番多かった理由が、「こんなテンカラでかける姿を見られる教室、他にないからだ!」だった。感無量。
ありがとう。
2回目はまだまだ続きますが、今度の土曜日 29日の夜は、岐阜県郡上市白鳥町石徹白のペンション大杉で、納竿会を行います。
宿泊は、5000円ですが、車中泊でも、テント泊でもOK。飲み物は持ち込み自由。たぶん、バーベキュー。
アメリカ土産のスパイスで、鳥の丸焼き作るかな、鬼嫁。30日は、石徹白漁協の魚道のお掃除をお手伝いします。こちらは、漁協のHPをご覧ください。参加したい方は、申し込みが必要です。
納竿会への参加は、メールか電話ください。遠方から参加予定のお客様、気をつけて運転ください!
榊原事務局
090.2575.0903
onitenkara@gmail.com
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