鬼ブログ
そろそろ皆さん解禁をむかえられたころでしょうか。
まだまだ雪が降る地域が多く、本格的な解禁は
もう少し先。待ち遠しいね。
それまで、いろいろ準備があります。
えいやっ、とぉ?、と始めた鬼ショップでしたが、
1年を通して渓流タモなども完売し、
新しい商品を仕入れることになりました。
賛否両論あった「餌箱」ですが、アクセサリーの
ひとつとして楽しんでくれた方もいました。
なにも餌を入れなくてもいいのですよ、タイイング用品の
こまごましたものの整理に、とってもいいわけだ。
あまり上手過ぎない、絵がいいんだなぁ。
魚をじっと見ていた人が書いた絵だよ、これは。
さて、このたび、丁寧な仕事をされる竿師と知り合えました。
そして、彼が丹精込めて作った和竿、竹製の竿を
わがSHOPでも販売できるようになりました。
生き物である竹は、管理が難しいと言われます。
日陰に置くことを、忘れないことです。
車に置きっぱなし、ダメです。
だから、丁寧に使える人だけ、買ってください。
この和竿ですが、
200余年前の天明年間に起源をもつ、川口釣竿と言われるものです。
布袋竹が多く自生していたのでしょう、
江戸の職人たちが工夫を加え、素晴らしい竿が生まれました。
多くの竿職人がいましたが、いまは、大勢が亡くなり、
消えつつある日本の伝統工芸のひとつになりました。
竹竿は、1本、1本天然の竹そのものを利用しているので、
調子がバラバラです。姿かたちは良くても、重くて、固い、
これではテンカラのレベルラインには使いにくい。
疲れてしまいます。
そこで、私が選んだ私の好きな調子の竹竿のみを販売します。
ということは、鬼竿に似ているわけです。
普段使うには、カーボンロッドが一番、楽だし、扱いやすい。
ごくたまに、山の気配を楽しみながら、江戸時代からの歴史や
テンカラの奥深さに浸りたいときに、使ってください。
そういう時は、釣れなくとも満足できてしまえる。
そういう方に、販売したいと思います。
若いころは、もうどんどん釣りたくて仕方がなかった、
そういう時もあります。そこから、どう深めるか。
前記したような気分を味わう方向へすすんだ方に、お勧めします。
まぁ、見ているだけでもニンマリしてしまうテンカラ竿ですが。
もう少し、お待ちください。いま、撮影中。
今年の鬼塾のスケジュールを添付します。
どこかにご参加を!
参加希望者は榊原事務局まで、
お名前、年齢、連絡先、テンカラ歴をご記入の上、メールか電話ください。
mail:rk9k-mur@asahi-net.or.jp
090.2575.0903
3月21日(土) 静岡県浜松市 気田川
1日のみ 3000円 お弁当持参 もしくは お雑煮を食べましょう(餅持参)
他に遊漁券が必要です。
もうあたたかいので浜松では釣りになります。気田川は、東名・浜松ICより1時間弱の場所です。
気田は放流数が少ないので、この日はキャスティング指導や釣り方指南が
中心と考えてください。でも、自然渓流は気分がいい。それを楽しみましょう。
キャンプをしたい方は、そういう場所もあるので、申し込みの時にひとことください。
4月18日 東京トラウトカントリークラブ テンカラ名手を偲ぶ会
吉田毛鉤会からよびかけがあります。
翌日はやめた。
5月23日(土)・24日(日) 岐阜県 高原川
たぶんコテージおさえます。キャンプみたいなものです。昼はうなぎ弁当
昨年もやりましたが、もう釣りになりました。飛騨の美しいアマゴと出会いましょう。
2日間 10000円 1日のみ6500円 お昼ごはん付き、他に遊漁券が必要です。
6月6日(土)7日(日) 岐阜県郡上市白鳥 石徹白フィッシャーズホリデー
参加費は無料。遊漁券が必要です。
無料のテンカラ教室があります。テンカラ大王・石垣先生
も来られます。格安で宿に泊まれます。私と同宿がいい場合は、申し込みの際、
お伝えください。
7月11日(土)12日(日) 山形 米沢の小野川温泉をベースに周辺の渓流をまわります。
地元の方が案内してくれるので、皆で釣りの旅を楽しむ鬼塾。
夜は小野川温泉で日帰り温泉が楽しめます。キャンプです。
私も初めての場所なので、そういう場合の川の選び方や攻め方も学べます。
2日間 6000円 1日のみ3000円(お昼なし)
昼ご飯は山形ラーメンなどを外で!注文できます。他に遊漁券が必要です。
7月25日(土)26日(日) 岐阜県 庄川 夜は合掌造りのコテージ
2日間 10000円 1日のみ6500円 お昼ごはん付き、他に遊漁券が必要です。
夜の食費、宿代が別途必要です。でも安いです。
9月19日(土)20日(日) 岐阜県郡上市白鳥 石徹白
2日間 10000円 1日のみ6500円 お昼ごはん付き、他に遊漁券が必要です。
夜は民宿に泊まります。民宿代は7500円 この日の夜は花火だね、快気祝い花火かな
コメント
“竹竿職人との出会い ” へ 2 件のコメントがあります。
“竹竿職人との出会い ” にコメントを残します。
2月 23rd, 2015 @ 10:45 AM
こんにちは。
はじめてコメントさせていただきます。
竿の素材がカーボン全盛になって、釣るという行為でみればそれがベストチョイスだと思います。
使い勝手や値段メンテナンスのことを考えれば当然のことと思います。
今後もそれは変わらないと思いますが、先人が生み出した道具として竹竿には釣竿というものの本質が内包されているのだと思います。
しかし現在日本の竹竿は、そのままでは職人もいなくなりいずれは消えてしまうでしょう。
なんとか残していきたい日本文化ですね。
お手元にはいりましたら、ぜひ拝見させてください。
2月 23rd, 2015 @ 11:14 AM
高橋様 コメントありがとうございます。おっしゃるとうり、このままでは職人も消えてしまうでしょう。売れないから、食べられない。でも、触ってみるとじんわりといいのです。 テンカラを楽しんだ先人に思いを馳せ、楽しむにはいいですよ。ぜひぜひ、ご覧になってください。