鬼ブログ
この週末は、ホームへ行った。
鬼塾がきっかけで仲良しになった、悠々自適ブラザーズ、いや
年金ブラザーズいやいや後期高齢者、枯葉組。
まっ、とにかく少年のような初々しさでテンカラに取り組んでいる。
自分の車を寝られるように改造したり、
今まで買ったこともない一人用レトルトもの、
中華丼だとかビーフシチューとか、そんなものに
こってみたり。そして、なによりテンカラ。
カバニーニの指導の下、キャス練を繰り返す。
会うたびに、駐車場でもやっている。
これが鬼組の特徴だった、みんなやってた。
私のキャスティングに近づけたいからだそうだ。
私が見て、いいんじゃないかなぁ、とおもっても、
いや、まだ違う、という。岩と岩の間をスーッとのびて、
毛鉤をそっと落とす私のキャストがあるのだが、
あれに近づけたい、という。そうすれば、岩の奥に
入り込んだ魚を、道具に頼らず、釣ることができると。
「普通の人間にはできませんよ?」と言ってあきらめない。
ずっと、練習し続ける。だから、できるようになるわけだ。
凄いもんだな、と思う。私もアホのように練習したが、
私の釣りが好きだという人は、ただひたすらとキャス練。
カバニーニは、また、仕事のある日も昼ごはんの後に、
30分ほどキャス練をやりはじめたのだとか。
どうしてかなぁ、と言いながらうれしそうだ。
この日は、夕方とある谷に入った。悠々自適ブラザーズは
後ろから私の釣りを見ると言う。
最初は、探るように、丁寧に釣る。ところが出ない。
チビは出る。でも釣らないようにする。チビを釣ると、
その後ろにいる大きなのが、釣れないからだ。
チビをかけないようにしながら、ポイントに入れるが、
出ない、シブイ。
じっと見ていたブラザーズは、自分が考えていたポイントは、
まだまだ少なすぎたのだ、と、感じたらしい。
あまりに渋い。人が入りすぎ、苛められすぎている。
ハリスを交換する、皆には、今に釣れるようになる、という。
時合が近づいているからだ。私の頭の中には、暗くなるすれすれを
あそこで、そのあと、あそこから昇り帰る、というコースがある。
大きな場所の流れの真ん中で出た。27?8?のアマゴ。
私より、皆が喜ぶ。釣った、釣れたと。
ここから上は、人が少なかったこと、あと、暗くなりかけてきたから
釣れたのだと、私は思う。そのあと、尺イワナなどもポンポンと、かかり、
ブラザーズにも竿を渡して少し練習。小さなのがかかったがとりこめない。
1.5号のラインのわりに毛鉤が大きく、無理だったかもしれない。
私には目的の夕間詰めの場所があったので、途中から走った。
最後までついてきたN先生。見ていて、魚が毛鉤に見向きもしなかった
という。これが、ホームの渋いアマゴ。
翌早朝に、鬼塾に参加したN君と小さな谷へ行く。
朝4時出発だったからか、直前に雨が降ったからか、
N君はちゃんと釣った。大きさや数じゃない、今日の1匹との出会い、
を忘れないでほしい。嬉しそうだった。
N君が帰ると、ブラザーズが小屋に乱入。
皆で、ある沢に行ったらしい。
「イワナが列をつくっとったよ?」
最初魚とは思わなかったそうだ、で、ヒレが見えて、イワナとわかったのだとか。
目が・・・・、でも、嬉しそうだ。
「楽しかった!」と100万回繰り返している。
「今回は、思った場所に毛鉤が入るようになった!」
「岩と岩の間に入れられた!」
キャス練のおかげですよ。自分の腕だけで、勝負ができるぞ。
ほんと、よかったなぁ、みなに教えることができて。
少年のようにはしゃいでいた。
コメント
“やっぱホームも厳しい!” へ 4 件のコメントがあります。
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8月 4th, 2014 @ 6:15 PM
昨日は本当に楽しかったです。
非常に楽しく、何よりもとても勉強になりました。
2人で、なんていう贅沢なシチュエーションに興奮してしまいました(笑)
竿の扱い方、キャスティングの大切さ、歩き方、ジックリ見ることが出来、且つ釣らせて頂き、私のテンカラ人生非常に大きな財産になりました。楽しくて仕方がありません。
皆さん、あれから合流されたんですね。もう少しいれば良かったです。
美味しい桃、ごちそうさまでした。また、是非お願い致します。
8月 4th, 2014 @ 7:20 PM
中津様 面白かったねぇ?、やはり一緒に釣ること。
それだけで、良い勉強になるでしょう!
私も楽しいし。渋くたって、やり方次第です。
また釣りましょう。
8月 6th, 2014 @ 8:18 PM
いいですね???
男だけの食卓!
是非とも運転手も行って欲しいです!(切なる願望)
8月 6th, 2014 @ 8:43 PM
王妃様 皆、運転手様と同じ年代。自分でご飯を作ったよ!
用意もできたし、片付けもした。テンカラを通して
自立しつつあるよ、俺もね。