テンカラのテクニック
どの魚を釣るのか、で決まる立ち位置
どこからどう釣るか、で、釣れる魚の数が決まる
魚を釣るポイントを見極める。
そのためには、第1級ポイントに目を奪われない。
榊原は川に入るとまず、じっと川を観察する。
じっくり川の流れ、底石など川の形態を観察し、
魚の動きをイメージする。この流れにこの大岩があれば、
どうやって泳ぐだろう・・・。
どういうふうに毛鉤が流れてくれば、
魚は喰えるだろう。
川に入る前に、まずは川全体が見られるところで
イメージし、ついている魚ごとに最善の立ち位置
を見極め、毛鉤を入れる。
魚の位置ごとに何度も何度も立ち位置を変える。
魚を釣ってもそれで良しとしないのが、榊原だ。
毛鉤をどこにくわえているのか、上顎にかかったか、
下顎か。想像通りの位置なら、魚は素直にくわえ
そのまま引き返そうとするはずだ。
下顎にかかるのが一番素直に毛鉤を感じたはず。
上顎にかかっていた場合は立ち位置が微妙に悪かったはずだ。
読みが外れた・・・。そんな時もある。